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マーケティング担当者が意外と知らない動画広告をバズらせる「5つの秘策」

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動画コンテンツを活用したプロモーションをしたいものの、「ユーザーを引き付けるノウハウ」や「効果的にターゲットにリーチさせる方法」が分からずお困りのご担当者様も多いのではないでしょうか?そこで今回、テレビ・ネット・出版社を渡り歩いてメディアの特性を熟知するダイヤモンド社動画プロデューサーの久保田剛史が、「動画広告をバズらせ視聴者に深く届ける5つの秘訣」をはじめ、動画コンテンツを用いたプロモーションに役立つ情報を解説します。

この記事でわかること

目次

プロフィール紹介

久保田 剛史

株式会社ダイヤモンド社 ダイヤモンド編集部 動画プロデューサー

動画プロデューサー。テレビ業界、IT企業、出版と様々なメディア業界を経験。過去には、NHKドキュメンタリーや、「衆院選ネット党首討論」、「シベリア鉄道9400キロ車窓ノーカット放送」などを企画・制作。早稲田大政治経済学部の招聘講師(2024年)。

「納得感」が強み!動画でしか表現できないものを 

インタビューを受ける株式会社ダイヤモンド社 動画プロデューサー 久保田 剛史
株式会社ダイヤモンド社 動画プロデューサー 久保田 剛史 


――企業のプロモーションに動画が注目されるようになったのはなぜでしょうか? 

久保田:「動画でしか表現できないものがある」ということが1番強いと思っています。多くの企業がオウンドサイトで積極的に情報発信を行うようになりましたが、実はテキストだと情報の受け手の印象に差がつきにくい。たとえ他社との違いが膨大な文字情報で書いてあっても、ほとんどの読者にはなかなか違いが伝わっていないのではないでしょうか。 

その点、動画コンテンツで企業のトップに「うちと競合他社との違いはこれです」と言われると、腹落ち感をもって理解されます。そうした差別化要因として映像が効くということが改めて着目されているところです。 

――特にビジネス分野で「動画とテキスト」のコンテンツは、どのような特性の違いがあるとお考えですか? 

久保田:テキストは「ファクト」が重要になるため文字量や正確性を駆使して「どういう論拠であるか」を伝えやすいところが強みですが、動画は究極的には「納得感」が強みです。 

特にビジネスでは信頼感が重要ですが、例えば著名な投資家が「この株価は日経平均で5万円上がる」と言った場合、どこまで本気で言っているのかテキストだと伝わりにくい一方、動画では一発で分かる。動画は表情や口調、温度感といった非言語的な情報量が多いので「この人は信頼できるな」というところまで、心理的に納得してもらいやすいと思います。 

――久保田さんの経歴や動画への携わり方を教えてください。 

久保田:大学卒業後はテレビ制作会社でずっとNHKのスタジオ番組を制作していました。その後ドキュメンタリーを作りたくて別の制作会社に移って海外滞在なども経験しましたが、2015年頃にテレビの表現の幅に限界を感じるようになり「テレビで培った手法をネットで活かそう」と転身。当時ネットとしては大規模で話題性のある番組を多く手がけてオンリーワンの位置を確立しました。 

例えば、世界の車窓を映す5分間のテレビ番組はありますが、私が企画した「ニコニコ動画」の番組ではシベリア鉄道の全道程を140時間ノーカットで配信。深夜の真っ暗な荒野が映る車窓にすうーっと街灯らしきものが浮かぶと「人の営み!」などと流れたりして(笑)鉄道好きを沸かせる擬似体験を提供しました。他にも視聴者の「もっと知りたい」という欲求に応えるために、全国の美術館や博物館の展覧会を学芸員の細やかな解説付きで配信したり、選挙のネット討論番組を公示前から人気の論客を揃えて8時間くらい生配信したり…テレビ番組と同じものを作らないことを意識していましたね。 

そうしたなかで「今後はテキストメディアが映像を取り込む時代が来る」と考えて、現在はダイヤモンド社で企画、制作から「どういう反響があるか」まで、予算を含めて動画をプロデュースしています。昨今は膨大に動画があるので似たようなコンテンツは多いですが、「他と違う」ことにフォーカスして差別化することを心がけています。 


ダイヤモンド・オンラインで手がけた動画コンテンツ「コンサル採用解剖図鑑」 

ダイヤモンド・オンラインで手がけた動画コンテンツ「コンサル採用解剖図鑑」のサムネイル画像
発信者が伝えたい情報を、視聴者が見たい情報に変換して「コンサルタントを目指す人」の「コンサル会社に入りたいけれど、どうすれば?」という課題解決を図る人気シリーズ。

https://diamond.jp/list/movie/feature/p-consultantrecruitmentmovie

動画広告コンテンツをバズらせる「5つの秘訣」とは? 

いよいよ実践編。ネットと各媒体、ビジネス動画のコンテンツ制作を熟知しているダイヤモンド社・動画プロデューサーの久保田が、「実はほとんどのマーケティング担当者や採用担当者の方々は意識できていない」という動画広告コンテンツをバズらせるための「5つの秘策」を解説します。 

インタビューを受ける株式会社ダイヤモンド社 動画プロデューサー 久保田 剛史

秘訣(1) 最初の一言は「誰のどんな課題をどう解決するか」を端的に 

「誰のどんな課題をどう解決するか」を明確に伝えましょう。これは起業のフレームワークとしても有名ですが、実は映像でも同じこと。特に「つかみに命をかける」くらいの気概をもって望んでほしいものですね。 

なぜなら動画では冒頭の10秒で「この動画から何が得られるか?」が伝わらないと離脱されてしまいます。テキストの本だと本屋でパラパラとめくって気になる文字を見つけて著者を確認して購入…という流れもありますが、動画はメディアの特性上「つまみ喰い」しにくいため最初に「この動画から何が得られるか?」という視聴者のメリットを打ち出すことが重要になります。 

そこで大事なのは、結論から言うこと。この結論って何かというと『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)著者でありコンサルタントの安達裕哉氏もおっしゃっていましたが、要するに「相手が最も知りたいことから話す」ということです。 

また、これは例ですがリーダーシップの動画を作る場合、難しい話から長々と始めるのではなく、部下から舌打ちされた上司のお悩みが「今すぐこれをすれば解消します!」という画面を最初に見せると、誰のどんな課題を解決するのか端的に伝わります。「つかみ=結論」として、そこからどう解決するのかを展開していく。「誰に対して、具体的にどんな良いこと=ベネフィットがあるのか?」ちゃんと冒頭で説明しましょう。 

秘訣(2) 広告動画で絶対やってはいけないのは「いきなり自社PR」 

(1)に関連していますが、冒頭からいきなりPRすることは控えましょう。ビジネス動画を見てもらうためには、まず対象の課題感を喚起し、明確化すべきです。特に動画広告コンテンツの場合、どうしても自社の言いたいことを先行させたくなると思いますが、いったん「PRしなくては」というマインドは自制して視聴者マインドを意識することが大事です。 

ひと言目から「うちの商品やサービスを使ってください」などといきなり自社商品の説明をした場合、興味を持ってもらうことは相当難しいでしょう。「視聴者の困りごとはどんなことがあるのか、またそれをどう解決できるのか?」その具体的な課題解決として自社サービスなり商品があるというロジックにしなくてはいけません。 

対象の課題感を解決できるということを優先した方が、結果的に「使いたくなる、買いたくなる」という気持ちにさせることができますよ。 

秘訣(3) 話し手の熱量は普段の10倍で! 

いざ動画に出演するとなった時に、恥ずかしかったり、緊張した結果、普段よりも控えめに話される方が結構いらっしゃいます。謙虚さは実生活では美徳ですが、映像では悪手です。映像は非言語的な「感情」が現れやすい特性があり、人柄さえも伝わるメディアなので話し手が思う以上に熱量や話しぶりなどのニュアンスが受け手に強く伝わります。カメラの前では恥ずかしさや照れはいったん忘れて、特に「熱量」を10倍くらい厚めにして撮影に臨むことをお勧めします。 

動画で「熱量」を表すための3つのコツとしては… 

(1)声の大きさを普段の1.5倍くらいにして話す。 

(2)身振りや手振りを入れる。 
「TED」がイメージしやすいと思いますが、伝えたい話に熱量をのせて体の向き、腕の動きなども意識してみましょう。同じ内容でも視聴者の印象は劇的に変わります。 

(3)あえて「間」をつくる。 

テンポの変化をつくるとアテンションに繋がります。「数字」を交えても効果的でしょう。昔からスピーチの名手は沈黙を効果的に活用します。大事なポイントこそ、タメを作れると理想的です。 

視聴者に対するアプローチ技術として、特に(1)と(2)は今聞いてすぐにできると思います。映る人はこれらを甘く見ることなく実践してもらいたいですね。 

秘訣(4) 正確警察にならずに「8割の腹落ち」を目指せ 

映像は「腹落ち」の言語です。そして動画は正確性を求めるよりも大局の腹落ち感を獲得するためのメディアといっても過言ではありません。動画内で正確に表現しようと注釈を増やしていくと、情報量が多くなりすぎて視聴者への負荷がかかってしまいます。動画では「8割程度の腹落ち感」を目指しましょう。 

「詳細まで正確に理解してほしい…」と過度に情報を詰め込まなくても大丈夫。映像は時間あたりの情報量にキャパシティがあるので、むしろ情報量をコントロールして8割ぐらい理解してもらえたら上出来と思ってください。ゴチャゴチャしたパンフレットを見る気がしないのと同じつもりで、映像でも余計な情報は割り切って捨てることが大事です。 

皆さんも動画を見て全ての情報を理解している訳ではないと思います。納得感をもって大枠を伝えることを意識して、1つでもよいので最も伝えたいことを伝えてほしいですね。 

秘訣(5) 撮影場所でPR効果は10倍変わる 

さらに映像メディアは「撮影時の背景」によっても受け手の印象はガラっと変わります。特に動画広告では何をアピールしたいのかを考慮して場所を選定することが大切です。 

ビジネス系動画ではともすれば白い壁と観葉植物になりがちな背景ですが、テーマによっては勿体ないことに。例えば採用関連の動画広告の場合は「どんな社員がどのように働いているのか」を知りたい人が多いため「オフィスの雰囲気」を見せることも有効です。その際に背景に置いてあるモノも意識して、技術系の企業ならプロトタイプを多数並べておくとか、歴史ある企業の場合は「社史」をずらりと並べて見せるといった演出も効果的でしょう。 

最近のある事例では、「映像映えのするエントランスロビー」で動画タイアップ広告を撮影しました。もちろん多くの方が出入りするエントランスでの撮影は、平日はできません。なので、社長にはわざわざ休日に出社していただきました。多くの方にご負担をおかけしましたが、映像を見ればその企業の業績や自信というものがしっかりと伝わってきます。視聴者は作り手が想像する以上に動画からさまざまなことを読み取っているので、手間を惜しまないことで、映像の印象は劇的に変わります。撮影場所もひと工夫すれば10倍の効果アップだって図れますよ。 

秘訣をプロの解像度で。ビジネスメディア「ダイヤモンド・オンライン」がお助け! 

上記の「5つの秘策」をぜひ今後のマーケティング施策にお役立てください。さらに「プロの力を借りてメディアでの動画タイアップ広告を検討したい」とお考えの方は、ビジネスメディア「ダイヤモンド・オンライン」がしっかりとサポートさせていただきます。 

これまでバラエティや、YouTube解説動画しか作ったことがないような映像制作会社に、その企業のビジネス的価値を深く理解したコンテンツを制作してもらうことは難しいと思います。上質なユーザーを抱えるプラットフォームで、「誰の・どんな課題を・どう解決するのか」にしっかりとフォーカスした映像を制作できることは、ダイヤモンド・オンラインならではの強みと言ってよいでしょう。企業の魅力や価値を発見して、対象に何が刺さるのか?どうやって差別化できるのか?を動画的に通訳し、ビジネス的な観点×動画制作コンテンツ力で実現できます。 

こうした一般メディアにはないビジネスメディアとしての「希少性」と「課題解決力」を備えたダイヤモンド・オンラインだからこそ、ビジネスにおける情報価値の核心である「誰のどんな課題をどう解決するか」を高い解像度で提供することが可能です。 

ダイヤモンド・オンライン動画広告タイアップ 
https://adinfo.diamond.jp/wp-content/uploads/dol_Video_tie-up-menu_2410-12.pdf

ダイヤモンド・オンライン動画タイアップ広告のご紹介 

ダイヤモンド・オンラインでは、国内トップクラスのビジネスメディアとしてビジネスにおける動画の利点を知り尽くしたプロフェッショナルな制作陣が携わる「動画タイアップ広告パッケージ」をご用意しています。 

ダイヤモンド・オンライン動画タイアップ広告のイメージ画像

ダイヤモンド・オンライン動画タイアップ広告の強み 

1)動画制作チームによる企画プロデュース力 

「ダイヤモンド・オンライン」のオリジナル特集などで活躍する動画制作チームが企画プロデュースを担当。内容の検討から当日の撮影まで人気の動画コンテンツ制作に携わっているメンバーが伴走することで、視聴者に「腹落ち感」のある動画タイアップを実現します。  

2)動画への接触頻度が高いダイヤモンド・オンラインの動画視聴読者 
ビジネスパーソン向きの学びにつながる多くの人気動画を掲載しており、動画視聴読者のうち約5割が週に1回以上の頻度でダイヤモンド・オンラインの動画コンテンツに接触しています。

ダイヤモンド・オンラインの動画視聴読者に関する資料

3)ダイヤモンド・オンライン/YouTubeそれぞれで動画を掲載 
ダイヤモンド・オンラインでは動画を掲載した記事ページのPV保証を行うほか、ダイジェスト版の15秒動画をディスプレイ広告枠に掲出させることでダイヤモンド・オンラインユーザーへのリーチ最大化を実現します。またYouTubeでは再生数を保証した広告運用を行ううえ、納品後の動画は二次利用が可能です。さらに、ダイヤモンド社の元編集長クラスの人材の出演も相談可能なため、ご要望に応じて司会進行役をはじめとしてコンテンツを各種サポートすることも可能です。 

「ダイヤモンド・オンライン動画タイアップ広告」の詳細は下記の関連資料でご案内しています。 

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